
値段の表示してない飲食店。
ガソリンスタンド。
…。
まず入りません。
そんな私が勇気を振り絞って訪れたのは
値段の分からないおでん屋さん。
さぁ、今回の目的は
『いかにお値打ちな価格まで持っていけるか』
…という事。
そぅ、私の交渉術が試されるワケです。
『時価』
この言葉で多めにみなければならない緊張感を持ちつつ
店のおっちゃんとのマンツーマンガチンコ勝負。
まず、私が先手。
「オススメをよそって下さい」と。
そうして差し出された具が
大根、たまご、はんぺん、そしてこんにゃく
まぁ、大体5〜600円位だろうと予測。
これがどれもこれも本当にめちゃ美味しいっ!!
後手のおじちゃんは言う。『このダシ、真っ黒だけど全然辛くないのよ。
数十年間、付け足してるだけのものだからうまいよっ』と。
ここで自慢気に言われる『付け足してるだけ』のフレーズ。
うなぎのタレでも良く聞く謳い文句だけど
皆さんは、「腐ってはいないのだろうか…。」
…と一瞬不安になった経験はないだろうか…。
だって、売ってるお水ですら賞味期限がかかれてんだよ?…と。
ここは大人を信じてみるしかないようだ。
おじちゃんのうまい言葉に踊らされ、
追加で大根、はんぺん、牛すじ、
おでん以外のメニューのカツオの刺身、生しらすを注文。
完全におじちゃんのペースだ。
このままでは私の交渉術の進歩には結びつかない。
「どうする? どうする、オレ!!」
少し遅れたCMのフレーズが頭によぎる…。
そうだっ!!ここはひとつ、
以前、プロと言っても過言じゃないほどの
値切り上手な女の子に聞いた
この手段を使おう!!
題して「ホメ倒し作戦」
その子はこんな時こう言うのだ、
「ホント、美味しいですね〜っ♪
また来ようかなっ♪」と。
そう、この「また来ようかな」のフレーズ。
これはかなり有効らしい。
…なるほど。
次も来てもらえる様にサービスしたくなる心理作戦なワケね。
このお店のお料理は確かに美味しいし
嘘をついてるワケじゃないから、言っても大丈夫…だよね?
よし。言うぞ。
「ほ、ホント、美味しいですね〜っ♪
また来ようかなっ♪」
そしたらば、
「お、そうかいそうかい、嬉しいねぇ〜♪」
と返ってきた。
お?な、なんか、良い感じ…?
よし、もう一息!
「キレイなお店も良いけどこういうお店も落ち付きますね♪」
…
…
…
ちーん。
私はただ、このアットホームで
実家に帰ってきた感じがする様な
温かみのあるお店ってのが嬉しくて、
それを伝えたかっただけなのに…
これじゃ、聞こえ方によっちゃ、
遠回しに汚いっスねって言ってるみたいじゃん(οдО;)
そんなつもりないのに…。
私って…ОTL
私って…ОTL
…。
結局、1人2500円を支払い
何だか無力感を感じつつ
お店を後にしましたとさ
おっちゃん、ごめんね…。そして
美味しくて楽しい時間をありがとです♪